夏休みを使って歯の矯正を考えている方に
もうすぐ夏休みです。
いつか歯の矯正をしようと考えられておられる多くの方が、なかなか治療を始めるきっかけがなく、先延ばしになっているケースが見受けられます。
矯正をして歯並びをきれいにしたいけど、学校や仕事があるので歯医者にいけない、学校検診等で噛み合わせの不具合を指摘されたけど、どのように始めていったらいいのかわからない等の相談を受けることがよくあります。
そこで、夏休みなどの長期休暇を利用して、まずは矯正相談にきていただいて
- いつ始めるべきなのか
- どのような治療が必要となるのか
- なぜ治療が必要なのか
など、普段思っている疑問や不安を解消してみてはいかがでしょう。
特に子供さんの場合においては、保護者の方とともに、しっかりと時間を作って矯正歯科を専門に行う歯科医師の説明を聞くことができるので、安心して治療を選択できる良い時期と言えます。
また、矯正を始められる場合に、最初は矯正装置が難しい、痛い等、どうしても慣れていただくには少し時間がかかります。装置をつけて、次の日に学校や仕事があると、日常生活が難しくなりますので、休み期間中におうちで装置に慣れていただくと、仕事や学校での生活にスムーズに移行できると思われます。
歯並びや口元が気になるんだけど・・・とこれまでお悩みの皆様、ぜひこの夏休みを利用してお気楽に、ご相談にいらして下さい。(相談料はいただきません)
こうの歯科・矯正歯科院長 河野信也
新入学、入社、転勤など新しい環境を迎える方に「目立たない矯正」
入学、入社、転勤など新しい環境をむかえる方が多いこの時期ですが
当院でも、「目立たない矯正はありますか?」や「早く歯並びをきれいにしたいのですが」
といった問い合せが多く寄せられます。
今回は、「目立たない矯正器具」についてお話しします。
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目立たない矯正
「矯正器具が見えるのが嫌だ」、「周りに知られずに矯正治療をしたい」という方に
(1)舌側矯正(別名:裏側矯正)
リンガルブラケット(舌側ブラケット)と呼ばれる装置を歯の裏側に装着して、コントロールする矯正治療です。
歯表から矯正治療するよりも多少時間コストはかかりますが、まわりから矯正していることがほとんどわからないので、審美的にはすぐれている治療方法です。
仕事上の都合や、まわりから矯正器具を見られたくない方にはおすすめです。
ただ、話しにくい・口内炎ができやすい、などといったデメリットがあります。
矯正器具が舌に当たるので、どうしても最初は慣れるまで違和感があります。
慣れると違和感はなくなる方が多いようです。
(2)ホワイトワイヤー(白メッキをコーティングしたワイヤー)を使用した治療
近年は、ブラケットは白や透明なものを使用することが多いですが、ワイヤーについてはグレーのものが使用されています。
よって、どうしてもワイヤーの色が目立ってしまいますので、審美的に器具を気にされる患者さんも多いと思われます。
ホワイトワイヤーは、表からの矯正治療に適用されますので、舌側矯正と比較して治療期間・コストが少ないため患者さんへの負担が軽減できます。
白メッキは、調整を重ねるごとに少しずつ剥がれてしまいますので、同サイズのワイヤーであっても定期的に新しいものに交換する必要があります。
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今は矯正治療や装置の開発が進み、選択の幅が広がっています。
矯正歯科を専門に行う歯科医師の立場からその方にあった治療法と装置、『メリット』『デメリット』を丁寧にご説明します。すぐに治療をはじめなくても、将来に備えて相談だけされる方もいらっしゃいますので、お気軽に声をかけて下さい。
こうの歯科・矯正歯科
院長 河野信也
噛んだときに上下の前歯があたらない・・・開咬(かいこう)
歯並びが悪いというのはどういった症状なのでしょう。
矯正治療の代表的な症状のうち「開咬(かいこう)」についてお話しします。
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「開咬(かいこう)」とは、噛んだときに上下の前歯があたらない状態をいいます。奥歯で噛むと上下の前歯があたらず、上下の前歯の間が開いてしまう状態です。これを放置しておくと奥歯でしか歯があたらないため、奥歯への負担が大きく将来的に奥歯が悪くなってしまいます。(歯の破折、歯周病の進行等)また、麺類が噛めない・発音が悪くなるなど日常生活においても支障をきたします。
治療については、11-12歳くらいまでに行う小児矯正と、永久歯がすべて生えそろってから行う成人矯正で使用される装置・治療方法が異なります。
小児矯正で行う装置については、マウスピースタイプのT4Kやムーシールド、歯に固定するタイプのタングクリブ等が使用されます。これらの装置は、開咬(かいこう)の主な原因となっている舌癖(唾を飲む時等に舌を前に出す癖)の防止、また口唇等を強化することにより、上下の前歯を改善する目的で使用されます。
成人矯正においては、ブラケット矯正(ワイヤーを使用)となります。ただ、開咬(かいこう)が骨格的に生じている場合(重度な場合)については、手術を併用した矯正治療(外科矯正)が必要となることがあります。
よって、開咬(かいこう)についてはできるだけ早期に、9-10歳くらいまでに治療することが患者さんにとっても負担が少ないと考えられます。
こうの歯科・矯正歯科
院長 河野信也
病院・医師・健康サイト「広島ドクターズ」に掲載されました。
こんにちは、こうの歯科・矯正歯科の河野です。
先日、病院・医師・健康サイト「広島ドクターズ」の”お医者さんレポート”に掲載されました。
小児矯正についてお話ししています。
矯正を何歳から始めればいいか、どんな装置を使うのかなど
9つの質問に答えています。良かったらご覧ください。
【小児矯正について】病院・医師・健康サイト「広島ドクターズ」
【質問内容】
Q1・「歯並びが悪い」というのはどんな状態ですか?
Q2・矯正が必要な歯並びかどうか、お母さんが見て分かりますか?
Q3・矯正が必要となれば、何歳から始めたらいいのですか?
Q4・いずれ抜けてしまう乳歯があっても矯正できるのはなぜですか?
Q5・小児矯正で使う装置は大人のものとは違うんですか?
Q6・治療が始まったらどのくらいの間隔で通院しなければいけませんか?
Q7・歯ブラシ指導について
Q8・身の回りの管理もできない子どもに矯正ができるのか心配
Q9・お子さんの歯並びが気になっている方へアドバイス
矯正治療をされた方は、始めてしまうとあっという間と言われますが
長い治療期間を乗り切るには、ドクターとの信頼関係が大切です。
小さな疑問でもその都度解消することで、前向きに治療が続けることができます。
気になることがありましたら、お気軽に相談してください。
こうの歯科・矯正歯科
院長 河野信也